インターネットFAXと複合機ではFAXの送信や受信ができる点では共通をしていますが、料金体系や使い方や利便性などの面で違いがあります。
比較してみると一目瞭然ですが、ネットFAXの利用者が増えているのは、「料金が安い」「外出先でも使えば便利」であるからです。
しかし、全てに優れている訳ではなく、複合機の方が機能面で豊富であったりと、良し悪しがあります。
この記事ではインターネットFAXと複合機を比較して違いが分かるようになっています。
比較表にして一目で分かるようになっているので、あなたの使い方しだいでどっちが良いかの判断ができるはずです。
インターネットFAXと複合機の比較表
インターネットFAXと複合機では何が異なるのか比較して分かりやすいように表にしました。
基本的にどちらもFAXの送受信や同じことができますが、方法や価格に大きな違いがあります。
比較項目 | インターネットFAX | 複合機 |
---|---|---|
端末 | スマホ・PC・タブレット | 複合機 |
場所 | どこでも可能 | 設置したオフィス |
送受信の方法 | excel・ワードなどのファイル(画像も可能) | 紙 |
送受信費 | 安い(無料の枚数があり) | 高い |
初期費用 | 1,000円 | 20,000円(複合機代) |
月額料金 | 1,000円 | 2,500円(電話回線代) |
その他経費 | なし | インク・印紙・メンテナンス代・電気代 |
機能 | FAXの送信や受信 | FAX・印刷・スキャン |
インターネットFAXは各社にてサービスが提供されており、スマホで撮影した送信や送受信費が毎月無料の枚数が数百枚から数千枚と特徴があります。
そのため、自分の使い方に合わせたのを選ぶことで、コストを圧倒的に安くすることができ、外出先でのFAXの送受信で手間がかからず、仕事の効率化に役立ちます。
ネットFAXと複合機の違い
ネットFAXと複合機では同じFAXの送受信はできるものの、料金や使い方の面で違いがありあります。
ほとんどのことは両方ともできるようになっていますが、5つの違いがあります。
「インターネットFAXと複合機の違い」
- インターネット回線と固定電話回線
- 専用機がいらない
- 外出先でもFAXの送受信ができる
- スマホやPCでFAXできる
- インクや印紙がいらない
営業先であろうと複合機の前にいなくても、スマホを持ち歩けば受信や送信もできるので、使い方に大きな違いがあります。
また、複合機は常に受信したFAXが印刷されますが、ネットFAXならPDFで閲覧ができ、紙で必要なのだけ印刷できるので、コストがかからないです。
料金が安いのはどっち
毎月の利用料と初期費用の料金が両方安くなるのはインターネットFAXです。
複合機は機種代だけでなく、毎月の月額費用やインク代などの定期的コストが結構かかります。
「インターネットFAXの方が安い理由」
- 印紙代とインク代がかからない
- 機種代が必要ない
- 月額費用も安い
- 送信費も安い
インターネットFAXのサービスを提供している会社も複数ありますが、複合機と同じように受信料が無料の価格になってるのや送受信の無料枚数が付いてるのも多いです。
初期費用もスマホかパソコンが使えるので所有していれば、各社とも約1,000円と安くなっています。
そのため、初期費用1,000円と月額費用の1,000円の合計2000円からはじめることもでき、使い方次第では毎月のコストが月額費用の1,000円のみでFAXの送受信もできます。
機能面での比較
機能の多さでは複合機の方が便利となっています。
インターネットFAXは複合機の送信や受信のみができる機能に限られているので、スキャンをしたり、プリントして印刷することは直接的にはできません。
「複合機の方が機能面で優れてる」
- スキャン
- プリント
但し、ネットFAXでも印刷が必要であればコンビニや会社のプリンタやコピー機を利用したり、アプリが用意されてるのだとカメラの撮影でのスキャンに対応していることもあります。
複合機はFAXだけでなくビジネスで必要になる機能をひとつの機種で対応できるようになっているのですね。
送受信ファイルの管理のしやすさを比較
送受信したFAXの管理のしやすさであれば、複合機よりもインターネットFAXの方が優れています。
そのため、過去に送信や受信したFAXの確認が見やすいようになっています。
「ネットFAXの方が管理しやすい」
- フォルダの管理が可能
- 送信履歴が見やすい
- 受信履歴が見やすい
パソコンやスマホのフォルダ管理のように、過去の履歴が見やすいようになっています。
そのため、フォルダを分けることもあれば、日付などからすぐに該当の履歴の確認ができるようになっています。
受信したFAXを紛失してしまって、確認や印刷をしたい時に困らずに済みます。
複合機でインターネットFAXができる機種もある
複合機だからと言ってインターネットFAXができない訳ではありません。
様々なメーカーから複合機は販売されていますが、製品によってはネットFAXに対応している機種もあります。
但し、初期設定を自分で行う必要があるので手間が少しかかります。
「複合機で利用時の設定項目」
- DNSサーバー
- DNSのホスト名
- ドメイン名
- SMTPサーバー
- Eメールアドレス
- POPサーバー
- POPログイン名
- POPパスワード
こういった複数の項目を設定しなければならない為、はじめての人だと手間取ることもあり、対応する機種を所有していても、専用のネットFAXを利用する人もいます。
各社ともマニュアルは用意されているので、時間をかければ自分で設定できるようにはなっています。
インターネットFAX対応の複合機メーカー
今ではほとんどの複合機のメーカーはインターネットFAXに対応をしていますが、一部の機種に限られてきます。
そのため、最新であればどんな機種でも対応をしている訳ではなく、事前に確認をすることが必要です。
「ネットFAXに対応しているメーカー」
- キャノン
- リコー
- 富士ゼロックス
- エプソン
これらの機種をしようしていて、ネットFAXの使用を検討しているのであれば、まずは対応をしている複合機かの確認をするようにしましょう。
全ての機種が対応している訳ではないので注意が必要です。
まとめ
インターネットFAXと複合機では料金と使い方に大きな違いがあり、SOHOなどの個人事業主から起業の受注業務まで、どんどん利用がされているのですね。
以前まではネットだとセキュリティ面での心配もありましたが、今では大分復旧もしているので安心して利用ができるようになっているのですね。
今からFAXの送信や受信が必要であるなら、圧倒的におすすめなのがネットFAXです。
あえて複合機を選ぶ理由がないほど、安さと使いやすさに優れているのが分かります。
テレワークの増加などでネットFAXの認知されるようになり、今ではどんどん利用者が増えていますが、海外と同じように日本でも主流になってくる可能性もあります。
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